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それゆえあなたには人がついてこない
自分のプロジェクトで人の入れ替わりが激しい。
みんな俺を裏切って辞めていった。
長続きするやつがいない。
どいつもこいつも最初からやる気が無い。

リーダーとして悩むことは非常に多いと思います。
中でも人の入れ替わりが激しいとついつい上記のようなことを考えてしまうかもしれません。

でもちょっと待ってください。
ご自身がリーダーをされている企画、プロジェクトで人の入れ替わりが激しい場合、問題は間違いなくあなたにあります。誰かがやめたとき、やる気が無いとか、解ってないとか人を責めるから、だれもついて行こうとしないんです。一度ご自身のリーダーシップのありようについて見直してみませんか?

大体、グループから抜ける際の大きな理由は、以下の3つに絞られます。

1、人間関係のもつれ(というかリーダーが嫌い)
2、プロジェクトの先行きに不満がある
3、事故や天災などやむをえない事情

きっかけは2や3であることの方が多いと思いますが、最終的には1に行き着く事が多々としてあると思います。老子も言っていますが、嫌われるリーダーはリーダーとして最も悪い状態です。

なぜ嫌われるのか、嫌われるであろう行動をリストアップしてみました

1、世間や世の中という言葉を良く使う
2、よく怒る。
3、精神論や根性論、気合などを語る
4、指示しか出さない
5、言うことがころころ変わる
6、恩着せがましい
7、誉めない
8、人を育てられるという思い込み
9、聞かない、訊かない



世間や世の中という言葉を良く使う
世間や世の中、あるいは常識と言うものは、あなたの人生の中であなたがそう感じてきたものに過ぎません。所詮は自分個人の考えでしかないのに、わざわざ世の中はこうなっているだの、世間の仕組みだのと多数の意見であるように言うと自分が正しいという思い込みを強くするだけです。そうなってくるとどんどん頑固になって、リーダーに必要な機転などを利かせる柔軟性を失う結果にもつながります。

人によって感じる世の中の仕組みや世間一般、常識というものは異なります。そして、一度相手を世間知らずとののしればののしるほど、自分のちょっとした非常識な部分を必要以上に責められます。人には世間知らずだの世の中がわかってないだの言いながら、十分非常識な事をしてるじゃないか、となります。

最終的にはお互いがお互いのことを世間知らずのくせにとののしりあう、非常に不毛な水掛け論に発展するので、少なくともリーダーとして部下に使う言葉ではないでしょう。

よく怒る
怒るのは最終手段です。ここぞというところで怒らないと、いずれ効果を失います。人は慣れる生き物です。普段怒らない人が激怒したならば、効果はあります。でも顔を合わせるたび怒られたのでは、あぁ、また勝手なこと言ってると相手にされなくなる事でしょう。

誰だって怒られると感じが悪いものですから。

普段自分は怒らないと思われている方は注意してください。普段怒らない人は1年に1回ですら怒らないものです。もし、その年一回が、年一回しか会わない人の前であれば、その人にとっては十分良く怒る人でしょう。年1回以上怒っているならば、普段怒らないというのは思い込みになります。

精神論や根性論、気合などを語る
気合を入れたところで昨日と今日で劇的に変化することはありません。これも怒るのと同じことです。気合を入れたらもっと気合を入れろとなり、気合のインフレが起こりますが、気合ってそんなに無限にあるものでしょうか?

休まなければ気合を入れることもできません。張り続けた弦は伸びます。使い捨てならそれでもいいでしょうが、寿命を長くしたいのならば、たまには緩めるべきでしょう。

老子の一節にも「まさにこれを弱めんと欲すれば、必ずしばらくこれを強くす」とあります。気合を入れさせ続けるのは、逆に消耗する結果を招きかねません。高くジャンプするためには、まずかがまねばなりません。堅い木は折れます。頑丈なものほど脆いものです。精神論や根性論では何も解決しません。もっと理論的に、道筋を立てるようにしたほうが、参加メンバーもより納得することでしょう。

指示しか出さない
宮大工の人の育て方にこういうものがあります。

まず新入りが入ってきたら掃除でもしてろと言って、特に何も指示をしないそうです。そして自分はひたすら仕事をこなし続けるそうです。そのうち、このままじゃいけないと危機感を持ち始めて自分から質問をしてくる。質問をしてこないようであればその人は一人前にはならないのでそのままほっておく。

本人のやる気を出させるために、まずやるべきことは仕事をしている姿を見せることです。尊敬されるリーダーになるためには、人を使うのではなく、尊敬されるだけの仕事をこなすことです。

言うことがころころ変わる
統一性が無ければ混乱します。気分によってその時その時の言うことが変われば、下にいるものは振り回されるだけです。振り回され続ければいずれ疲れ、そしてあなたのことを嫌うことでしょう。

恩着せがましい
お世話になったかどうかは、相手が判断することです。また、恩に思うかどうかも相手が決めることです。世話してやったや、お前は俺に借りがあるなどということは、間違っても自分から言うべきではありません。

仮に、それまで本当にお世話になったと思っていたとしても、その一言で萎えるものです。

誉めない
誉めれば人が育つのは幻想です。また、誉め方もお世辞と心からの感嘆とでは効果が違います。
誉める誉めないというよりも、相手に対する感謝の気持ちの有無とも言い換えられます。

一人でできないからプロジェクトを組むのであって、一人でできるなら最初からメンバーなど要りません。
その企画、計画が少しでも前に進んでいるのは、協力してくれている参加者のおかげです。
一言有難うというだけで、相手の印象はずいぶんと違う事でしょう。

人を育てられるという思い込み
人は、自分で学習しようとしない限りはなにも学びません。
やる気のある人間相手に物を教えることができて、そしてその人が成長していくのは当たり前の話なんです。決してあなたが育てたわけではありません。

また、人を育てるということと、言うことを良く聞くイエスマンを作ることとはまったく意味が違います。

聞かない、訊かない
自分の言いたいことはまくし立てるが、人が意見を言おうとしたらさえぎる。聞いてもらえないと判断したならば、言う気もうせます。自分は人の意見を聞いているつもりになっているかもしれません。本当に意見を聞いているかどうか、一度振り返ってみてください。

最初に自分の言いたいことをまずまくし立てるのであれば、あなたは人の意見を聞いていません。最初に相手の言いたいことをまず訊くのであれば、あなたは人の意見をよく聞く人です。


部下が動かない、部下が意見を出さない、部下がすぐにやめていく、部下のやる気が無い。
人を責める前に、まずご自身のリーダーシップを見直してみましょう。

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